ボーズグラッドラグスから’Bo’s Glad Rags Collection Spring 2022 vol.4のご紹介
こちらは”Mid 1960s Lightweight “Tri-Blend” Ball Player’s Tee”になります。
モデル名は「BRONX BULL’S “KNOCKOUTS” BASEBALL ALL-STARS
(ブロンクス ブルズ”ノックアウツ” ベースボール・オールスターズ)」
カラーは「CANDY YELLOW」
使用素材は「4.4 oz Tri-Blend Tee 」を採用

【BRONX BULL’S “KNOCKOUTS” BASEBALL ALL-STARS】
 “ノックアウト”とは「叩きのめすこと」あるいは「とびきりイカした人、物」のこと。
ハードパンチ一撃の“KO”はまさしく拳闘の花…真骨頂と言えるでしょう。
“KNOCKOUTS”はその名が示す通り、往年のミドル級ファイター、
“ブロンクス・ブル”ことジェイク・ラモッタ（1922~2017）が主宰したアマチュアチームです。
ラモッタは’43年2月、史上最強ボクサーの誉れ高いあの“拳聖”シュガー・レイ・ロビンソンが
デビュー以来積み重ねてきた連勝記録を「40」でストップさせた伝説のブルファイター。
’49年6月から1年8か月、因縁の宿敵、シュガー・レイに敗れるまで、
世界ミドル級チャンピオンの座に君臨しました。
　生まれながらの札付きの悪童で破天荒な言動がしばしば世間を騒がせた彼の半生は、
スコセッシ×デニーロの名作『怒れる牡牛』（’80）で描かれていますが、
そんな下町のヒーローが喧嘩の次に愛したのがベースボール。
子分のボクサーや幼馴染の筋モノなど地元・ブロンクス中の猛者を勧誘して結成した
“オールスターズ”を率い、現役中から本気の草野球に興じていました。
引退後はナイトクラブを経営し、自らスタンダップコメディアンとして舞台に立つなど生粋の目立ちがり屋。
リングでもステージでもグラウンドでも、後退を断固拒絶した荒ぶるスラッガー、レイジング・ブル。
ノックアウツの試合ではしばしば、幕間狂言さながらのサイドショウズ（余興）で観客を沸かせ、たいそうご満悦だったとか。
表裏面にBRONX BULL’S “KNOCKOUTS”の内容を大きくプリントされたプリントTシャツになります。
プリントは表面2版、裏面1版のラバープリントになります。

【4.4 oz Tri-Blend Tee】
シルクスクリーン・プリントのベースに採用した＜Tri-Blend トライブレンド＞は、
1960年代末から70年代半ばまでスポーツユースとして全盛を極めたカットソー素材です。
文字通り＜三種混紡＞のニットは従来の肌着としてではなく、
初めてスポーツの練習着として産み落とされた＜T-Shirt専用＞素材になります。
開発段階では日々、混紡率の試行錯誤が繰り返されましたが、1967年には＜38-38-24＞の黄金比が確立され、
以降＜4.4オンス・サーティエイト・ブレンド＞の名で親しまれることとなります。
すなわち＜38%コットン・38%ポリエスター・24%ヴィスコースレーヨン＞のトライブレンド・ライトウェイトTee。
素材の真髄を表現する為、かつてのオーセンティックなスタイルを踏襲し、
タイトフィットやや長めのパターンを採用しています。